ミネソタ管の副指揮者に日本生まれの女性が就任
先日ミネソタ管弦楽団(→公式サイト)はサラ・ハツコ・ヒックス(35)を9月1日付で副指揮者に任命した、と発表しました(参照)。今後彼女は教育プログラムなどで同楽団を指揮するほか、定期演奏会の指揮者がキャンセルした際の代役としても登場する可能性があるとのことです。今年11月6日のファミリー・コンサートが、同楽団との最初の公開演奏会になります。
最初彼女の名前を見て「あっ、アメリカ生まれの日系人指揮者かな?」と思ったのですが、プロフィールを見ると、「1971年1月14日、東京生まれ」とありました。その後ハワイに移住し、ハーバードで作曲、ジュリアードでピアノ、そしてカーティス音楽院で指揮を学んだ後、世界各地で指揮活動を行っているようです(「東京フィルを指揮」というのは、このことでしょうか)。
今回の人事について、音楽監督のオスモ・ヴァンスカは「ヒックスを選んだのは(副指揮者を選ぶ)オーディションの審査員と団員双方からの強い推薦があったからだ。審査員が注目したのは、団員とコミュニケーションする能力に長けているところで、指揮台での落ち着いた態度も好印象を与えた。彼女をミネソタ管のファミリーに迎え入れることを嬉しく思う」とコメントしています。随分期待されているようですが、ともかく彼女は「これから」のアーティストですので、今後の活躍を太平洋の向こう側から応援したいと思います。
(11/8追記)ミネソタ管の公式サイトにも彼女のプロフィールが出ています。そして彼女の新しいインタビュー記事を見つけましたので、リンクを貼っておきます。
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Comments
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Posted by: 履歴書の書き方の見本 | 2014.02.15 11:51