【短期連載】有楽町でモーツァルトに逢いましょう(5)
あぁ~っ、何ということでしょう!速い!速すぎる!たった今、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」の演奏時間の、世界最短記録が出ました!ロシアのビック・ベアー、ボリス・ベレゾフスキーがモーツァルトをノックアウトしました!記録は約23分(推定)!この記録は今後破られることはないでしょう!
ベレゾフスキー!ベレゾフスキー!!ベレゾフスキ~~~!!!
といいますか、ベレゾフスキーってこんなキャラでしたっけ?有名な第2楽章こそ、しっとりと艶っぽくまとまっていましたが、両端楽章は、まさにピアノとオケのいたちごっこ。これじゃモーツァルトじゃなくてチャイコフスキーだよ(苦笑)。「熱狂の日」では珍しいことにアンコールとして第2楽章をもう一度やった程、時間に余裕があった。でも聴衆は大喜びで、まるでクラシコでゴールを決めたロナウジーニョを祝福するレアルサポのようにスタンディング・オベーションで拍手喝采してました。
(参考)
Mozart. Serenade No.13 in G major K.525 "Eine Kleine Nachtmusik" / Piano Concerto No.21 in C major K.467 ; Boris Berezovsky(Piano)Michiyishi Inoue & Sinfonia Varsovia. Tokyo International Forum. Hall A. (May 6, 2006)
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Comments
a/さまこんばんは。
私が聴いた6日の公演ではオケは追いついてました(笑)。でもこのモーツァルトの超特急演奏の意図が何なのか、気になります。
Posted by: 「坂本くん」 | 2006.05.13 00:04
こんにちは。私は同じボリス氏の21番を5/3に見ました。
第一楽章から凄いスピードでした。
ピアノが入った瞬間からオケを一瞬引き剥がしたような。
その後も決して追いつかれること無く(ぇ
Posted by: a/ | 2006.05.08 19:12