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2006.01.24

もうモーツァルトでお腹一杯

manpuku  最近ハマっているウェブラジオに日々耳を傾けていると、どの放送局もモーツァルトばかりオンエアしていて、最初のうちは嬉しがって聴いていたのですが、交響曲にピアノ協奏曲に室内楽にオペラと毎日モーツァルト尽くし、モーツァルトの満漢全席を食べているようで、「モーツァルト・イヤー」が始まってわずか二十余日にして少々食傷気味というか、ぶっちゃけ飽きてきました。いや音楽を聴かず普通に日常生活を過ごしていれば私のようなことにはならないのでしょうけど。モーツァルトの誕生日(1/27)前にしてこの状態ですから、モーツァルトの連続演奏会となる5月の「熱狂の日」音楽祭の頃にはどうなっているのでしょうか。夏のザルツブルグ音楽祭のあたりになるとモーツァルトを聴くだけで嘔吐を催すかもしれません。まあ食事も音楽も、バランスよく摂る(聴く)ことが大事ですね…。今日からは意識的にショスタコを聴くことにします。

 でも「今日のモーツァルト・ニュース」は止めずに続けてみようと思います。なにしろgoogleで「モーツァルト」または「mozart」で検索を掛けると毎日のように面白いニュースが出てくるものですから。これほどニュースになる作曲家ってモーツァルト以外には考えられないでしょう。しかしモーツァルトってどうしてこんなにポピュラーなのでしょうか?「文學界」誌の最新号(平成十八年二月号:公式サイト)での「二十一世紀のモーツァルト像」なる鼎談でも人気の秘密について著名な批評家ら3人が知恵を絞っていましたが、結論らしい結論は出なかったようです。
 もちろん上述の鼎談にもあったように、大衆がコマーシャリズムに踊らされて「モーツァルト」ブランドを消費する、という一面はあるでしょう。しかしそれもモーツァルトの音楽に対してポジティブなイメージを持っている人が多いからこそ出来るのであって、そうでなければモーツァルトのテディベアなんて出てこないでしょう。そもそもモーツァルトのアイドル的ともいえる人気の原因は、やはり彼の躍動感あふれるリズムと華やかでしなやかな旋律が人々に与える「快楽」に負うところが大きいわけで、個人的にはそういった音楽自体の魅力に迫る論評が欲しいところです。そんな私の欲求を満たしてくれるのは上記「文學界」誌のモーツァルト特集の別記事「カメレオンの音楽」(青柳いずみこ)です。そこでは余りにも多くの文学作品で登場する様々な「モーツァルト」に触れながら、彼の音楽にかくも多くの人々が魅了されていく様を見事に描出しています。その中で特にモーツァルトの「快楽」の核心に一番迫っていると思われるのが「マドモアゼル・モーツァルト」(福山庸治作)に出てくる以下のシーンです。

 「まずここで転調!」「ほら気持ちがちょっとヒヤッとしなかった?」「でも、すぐに慣れっこになっちゃうから」(中略)「短調に!」「上へ行ったり下へ行ったり ビュンビュン音を振ってやるの!」「ね 心がザワザワしてこない? 波立つ気分」「……すごい快感なんだけど……」「だんだん不安になってくるの」(中略)「そこでチャンス! 思いっきり」「長調打って安心させてやるの!」「ほらね ホッとするでしょ?」

 なんとも艶っぽいですね(笑)。でもこの一節はモーツァルトが人間の官能を直接刺激する音楽だということを明快に表現していますね。

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Comments

あさがら様、dokichi様こんばんは。
ウェブラジオは今週末のモーツァルトの誕生日は一つの「ヤマ」ですね。これを過ぎたらモーツァルト熱は一旦落ち着きそうですね。
その他の「記念年」の作曲家ですが、ショスタコの方は今年に入ってチラホラとはオンエアされてますね。先週末も大植英次の「第10番」のライブがありましたし。一方シューマンは…、言われてみるとあまりオンエアは無いですね。フィンジについては言わずもがな(泣)。
ともあれ聴きすぎて「廃人」にならないよう健康に気をつけたいと思います。

Posted by: 「坂本くん」 | 2006.01.25 19:18

こんにちは。
まったくです・・。
わがSO(勝手そう言いますが)も
モーツアルトプログラム・・
勘弁してよ~って感じです
ショスタコーヴィッチとかシューマンの方がいいのによ~と思ってしまう私です
それとかG.フィンジとか・・

Posted by: dokichi | 2006.01.25 06:58

確かに今は、ウェブラジオのプログラミングは、面白みに欠けるタイミングですね。
今週末過ぎれば、少しは変わるかなぁ。
夏の音楽祭シーズンだと、盛りだくさんで楽しいかも。
いずれにせよ、ウェブラジオ廃人(?)にならないように注意しましょう(笑)

マドモアゼル・モーツァルトと言えばTK!
ミュージカルは知らないですが、原作は音楽を良くとらえていて
おもしろかったですね。

Posted by: あさがら | 2006.01.25 04:59

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