「シベリウスの日記」公開
ブログ「w h e a t n o o d l e s . o r g」でも紹介されていますが、この度フィンランドの国民的作曲家、ヤン・シベリウスの日記が初めて出版されました(参照)。シベリウス学者のフェビアン・ダルストローム氏の手により出版されたこの日記には、1909年から44年までのシベリウスの個人的な心情が綴られています。具体的な内容は、妻アイノへの愛情、交友関係、経済問題など多岐に渡りますが、自らの祖先がフィンランドの農民であることに落胆するなど、興味深い記述もあります。そんなシベリウス自身が、現在でも著作権料で2億円稼ぐほどの大人物になるのですから、世の中とは面白いものです。でもこの日記には、私がぜひとも知りたい「交響曲第8番」のことなど、自らの作品について触れてある箇所はほとんどないとのことです。残念。
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