【レビュー】ブリュッヘンのバッハ「無伴奏」組曲
1.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
2.同:同第2番二短調 BWV1008
3.同:同第3番ハ長調 BWV1009
編曲と演奏:フランス・ブリュッヘン(アルトリコーダー)
録音:1973年
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今でこそ煩型の評論家をも唸らせる巨匠指揮者として知られているブリュッヘンですが、若い頃の彼はリコーダー奏者として圧倒的な存在で、その超絶技巧は愛好家にとって憧れの的でした。ちょうどジミヘンに憧れてギターを手にする少年のように、彼に感化されてリコーダーを手にする者も少なからずいました。私の友人の一人がまさにそのクチだったのですが、彼が学生時代に好んで演奏していたのが、ブリュッヘン自身の編曲によるバッハの「無伴奏チェロ組曲」(楽譜はamazon.co.jpで購入可)でした。先日ブリュッヘン自身が演奏する、この曲のCDが安価で再発されたので購入してみました。