ナージャ・サレルノ=ソネンバーグも独自レーベルを始動
日本でも熱狂的なファンを持つヴァイオリニストのナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(44:写真)が独自レーベル「NSS Music」を発足させました。先ずピアノのアン・マレー・マクダモットとのデュオ・リサイタルと、チャイコフスキーとクラリス・アサドの「ヴァイオリン協奏曲」が収録されたライブ盤の、計2タイトルがリリースされます。これらは同レーベルの公式サイトで購入可能です。
さて'80~'90年代のCDバブルが崩壊し、音楽レコードの好セールスに歯止めが掛かると、大手レーベルは「合理化」を名目に多くのアーティストとの契約に及び腰となり、場合によっては契約を解除したりすることもありました。ナージャもかつてはEMIとの専属契約を結んでいたのですが、契約が切れた今では廃盤になった自らのアルバムを再発させたくても思うようにはいかず、EMIに対し再発を行うよう説得することもあったそうです。そんなフラストレーションが彼女を独自レーベルへと駆り立てた要因の一つと思われますが、ともあれ今後のレーベル活動の継続に期待したいです。
(参考)PlaybillArts. Nadja Salerno-Sonnenberg Launches Record Label. (September 27, 2005)
The comments to this entry are closed.
Comments
電波系ピクト様こんばんは。
日本盤のレビューが2006年10月号の「レコ芸」に掲載されていますね。あまり評価は芳しくありませんでしたが(苦笑)。
Posted by: おかか1968 | 2006.09.26 22:07
くだんのCD2点は、AVEXで国内盤として入手可能なようです。
Posted by: 電波系ピクトさん | 2006.09.26 21:20