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2005.08.02

若きソリストたち

Khachatryan 先日行われたエリザーベト国際コンクールで第1位となったセルゲイ・ハチャトゥリアン(1985年生まれ:写真)が「BBCプロムス」にソリストとして登場しました。曲目はショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」、共演はワシリー・シナイスキー指揮BBCフィルハーモニックです。公式サイトからのオンデマンド(→ここ)で聴いてみましたが、33kbpsと低品質の音のクオリティながら彼の音楽性は十分に伝わってきました。第1楽章の夜想曲の寒々とした静寂の雰囲気の表現は見事ですし、第2楽章やフィナーレは19歳らしい躍動感があり、時折ワイルドさも感じました。まさにCMのコピーではないですが「元気ハツラツ」といった印象です。

 ところでショスタコーヴィチのこの曲、私はこの5月に木嶋真優のソロによるライブを聴いたばかりです。この19歳の演奏に強いインパクトを受けた私は、帰宅後かなり頭に血が上った状態のまま、いささか取り乱した内容の感想文をupさせてしまいました。このときのライブの模様は最近NHK-FMでオンエアされたのですが、それを聴いても当時の鮮烈な印象が蘇ってきます。そんなわけでハチャトゥリアンの演奏を聴くとどうしても彼女と比較してしまうのですが、躍動感やスピード感はハチャトゥリアン、スケール感と技巧の安定感では木嶋真優、音の表現の「幅」はどちらも甲乙つけがたい、というのが個人的な印象です。それにしても二人とも新人アーティストにありがちな単に小綺麗な音を出すだけで、変にこぢんまりとまとまったところがなくて、それが好ましいです。今後どのように成長するか、期待して見守りたいと思います。

 と下書きを書いてupしようとしたところ、「セルゲイ君の方が上。」というコメントをネット上で見つけました。そうですか~(笑)、これは一度生で聴いてみないといけませんね。

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Comments

こん○○は。 dognorahさん家は「プロムス」を地上波デジタルで見ることができるんですね。うらやましい…。
ところで私は、意見の差異をむしろ愉しむ方です。音楽については特にそうです。ですからあまり気になさらないで下さいね。私もセルゲイ君に益々興味が湧いて来ました。
それから面白いブログを紹介して頂き、ありがとうございます。早速ブックマークいたしました。
(しかし日本の音楽界は、ドイツで評価されないアーティストは一人前扱いしてくれないですから、木嶋さんに対する酷評は彼女の今後を考えると残念ですね…)

Posted by: 「坂本くん」 | 2005.08.03 at 20:22

TBありがとうございます。いつも楽しく読ませていただいております。
私の感想は独断と偏見に満ちておりますのであまり参考にしないでください(^^;
両者とも録音で聴くとかあるいは生で聴くとかの比較環境が整っていたわけではありませんから、所詮主観的にならざるを得ません。伯仲するプロ将棋の対戦のように指した方が有利に見えるのと同じで、つい最近聴いたセルゲイ君がよく見えたのは事実です。
今後この曲に限らず、いろいろな作品を聴き込みたいと思っているのですが、木嶋真優さんの最近のブラームス協奏曲が酷評されている記事(http://kalos1974.exblog.jp/201124
)を読んでかなり気になっているところです。

Posted by: dognorah | 2005.08.03 at 18:44

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