2005.06.26
「ふらんくのクラシック音楽視聴記」の6月24日付のエントリで知ったのですが、第15回ショパン・コンクールのエントリーが発表されています(→参照)。こうしてリストを見てますと日本、韓国、中国など東アジア系の名前が多く並んでいます。この現象を揶揄する向きもありますが、私としては全然問題ないと思いますし、むしろ好ましいことです。
ふらんく様のエントリにもありますが、松本和将、大崎結真、イム・ドンヒョクといった既にお馴染みといっていい方々や、須藤梨菜、関本昌平、ラファウ・ブレハッチ(Rafał Blechacz)など、2003年浜松国際の入賞者も参加されてますね。根津理恵子(お父さんはN響団員)は前回に続いて2回連続の参加ですね。個人的には中国系アメリカ人のMei-Ting Sunが気になります。アメリカでの評判も高いようですし、公式サイトにあるmp3ファイルを聴く限りでは、余裕を持った指捌きにはしなやかさがあり、風格をも感じさせます。
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2005.06.25
英語のblog「On An Overgrown Path」の先月24日付のエントリで見つけた、面白いWebラジオを紹介します。もしかしたら既にご存じの方もおられるかもしれませんが、個人的メモも兼ねてupします。
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● 「ORGANLive.com」
バッハ、ブクステフーデを始めとするオルガン音楽のみをライヴ・オンエア。
● 「Radio B.A.C.H.」
「24時間、7日間バッハ」が宣伝文句。チャンネルは8つ。中には「The Greatest Hits」、「Glenn Gould and Bach」などもある。
● 「Arnold Schönberg Jukebox」
シェーンベルクの作品が全部オンデマンドで試聴できる。当然「モーゼとアロン」、「グレの歌」も聴ける。
● 「Contemporary Classical」
20/21世紀音楽を、有名無名に関係なく、調性のあるものも無いものもオンエア。
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2005.06.24
今月20日より五嶋みどりさんのブログ「Midori in Asia」が開設&upされています。みどりさんは現在マカオ→香港→日本の順に回る極東アジア・ツアーの最中なのですが、このブログはツアーの間だけ更新される期間限定ブログです。日本人のファンには残念なことにオール英語ですが、彼女のエントリの内容には考えさせられるものがあります。
●「West Meets East」 (June 22, 2005)
みどりさんがアジアの文化、そして自らの音楽のバックボーンについて語っています。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、バルトークなどが「音楽」だと習った彼女にとっては「シューベルトの歌曲の方が『さくらさくら』よりもより普通なもの、理解しやすいものに感じられた」と語っています。
●「Meet and Greet」 (June 23, 2005)
コンサート後にロビーで観客と歓談するのが好きだと語るみどりさん。ですがコンサートのオーガナイザーが「これからスポンサーとの懇親会がありますので…」「前例がないので…」「警備のものがおりませんので…」「人が多すぎますので…」などの理由で難色を示すことが多い、と嘆いています。
しかし先述のフィラデルフィア管のツアーblogといい、このブログといい、演奏旅行と連動したブログというのがこれからのトレンドになりそうですね。
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2005.06.22
以前当ダイアリーの4月8日付のエントリで紹介したピアニスト5人(しかも5人兄弟/姉妹)のユニット「5 Browns」(ザ・ファイヴ・ブラウンズ)ですが、この20日に米大統領夫人ローラ・ブッシュ氏と副大統領夫人リン・チェイニー氏が顔を揃えた昼食会の席上で彼(彼女)らがピアノ演奏を披露しました(→参照)。
上記リンク先の写真を見て改めて感じるのは彼(彼女)らの見栄えの良さですが、ファースト・アルバムを聴く限り彼らの演奏水準は決して侮れないです。今夏にはセカンド・アルバムのレコーディング、そしてその後には欧州とアジア・ツアーが予定されていますので、インストア・イベントなどでの露出を期待しましょう。
(追記)なおファースト・アルバムは「DualDisc」(DVDとCDを貼り合わせたもの)でしたが、動作保証が無くておいそれと手が出せない代物でした。しかしこの度CD-DAバージョンが6/23にリリースされるみたいですね。タワーレコード、HMVの各通販サイトで予約できるようです。
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「ガーター亭別館」の亭主様から私のところに「Musical Baton」が回って参りました。その数日前にも1号店の方に「fs Log」のkno様からバトンが回っておりました。改めてこの場を借りてお二方に御礼申し上げます。
バトンの回答については1号店の方にupいたしましたので、そちらをご覧下さいませ。なおあちらのダイアリーは管理人の方針により、ややタメ口調になっておりますので、予めご容赦下さい。1号店には私がバトンをお回した方々もリストアップされておりますので、どうぞよろしくお願いします。
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2005.06.19
先日新聞広告を見てたら

おっ、モーツァルトですか!
とゆーか、このときと同じ雑誌のような…。

「血圧が続々正常化」ですか。そういえば私も最近血圧が高くなったような…。しかし「難聴が治る」って、そしたら
なんでベートーヴェンは耳が悪くなったのかと小一時間(ry。
またこないだのと似たようなことをやって…。

おっ、こんどはカラヤンですか!!
大物ですよ!それとも
カラヤン、今度は健康産業に進出ですか!!
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現在BBC Radio 3では「The Beethoven Experience」と題して、ベートーヴェン特集を組んでいますが、その一環として現在、アルトゥール・ピサロの独奏によるピアノ・ソナタ全32曲の演奏会の模様が試聴できます(→こちらからどうぞ)。
ところでこれより少し前に、BBCのサイトでは期間限定で交響曲全9曲(演奏はジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィルハーモニック)を無料で配信していましたが、(私のように)これに乗り遅れた方のために、今月27日から「第6番」から「第9番」までのダウンロードが再開されます(→詳しくはこちらをご覧下さい)。
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2005.06.17

イタリアの指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニ氏が去る14日にブレシアで死去した、と彼の息子アルベルト・マリア・ジュリーニ氏が発表しました。享年91才。謹んでご冥福をお祈りします。
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2005.06.15
「音楽現代」誌の最新号が若手弦楽器奏者を特集していたので、購読してみました。同誌では音楽ライター十余人が思い思いに「若手奏者」たちの名前を取り上げていましたが、彼らの挙げる名前がヴェンゲーロフだったり、ヒラリー・ハーンだったり、村治佳織だったりしたので、少々げんなりしながら読んでいました。
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2005.06.14
「鎌倉・スイス日記」内の素晴らしいエントリに反応させて下さい。あのエントリは「マーラーの『交響曲第4番』に、『第5番』を先取りするようなモティーフが出てくる」という話でしたが、これに似た例は他のマーラーの作品にもあります(もしかしたらどなたかが既に取り上げてい事例かもしれませんが)。
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2005.06.12
今日ネットサーフィンしていたところ偶然見つけたのですが、今年7月に京都ブライトンホテルのロビーで「第10回リレー音楽祭」が開催されます。ロビーで行われるということで、当然無料です(これ重要)。プログラムは公式サイトで見ることが出来ますが、熊本マリ(7/1)、須川展也(7/9)、中丸三千繪&小林研一郎(7/15)といったビッグネームも登場しますね。でも私はプログラムを眺めてると、これまであまり目にしたことのない若い演奏家の方に注目してしまいます。こういうホテルの企画演奏会って、若手有望株をピックアップしているので結構あなどれないんですよね。未知のタレントに出会う機会としてもよろしいのではないかと思います。
京都の7月といえば、祇園祭(山鉾巡行は7月17日、宵山はその前日)もあったりして、まさに観光シーズンです。関西にお住まいの方も、そうでない方も、行楽ついでに立ち寄られては如何でしょうか。
追伸:過去に「リレー音楽祭」に出演された方々の直筆コメントをみることができます(→参照)。山下洋輔さんも来演されてたのですね。
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「アイデア」誌は公式サイトによると広くデザイン一般を取り上げている雑誌のようですが、最新号では「音のコスモグラフィ」というタイトルで、ジャケットデザインが特集されています(→参照)。
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2005.06.11


1.ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27
2.同:ヴォカリーズ 作品34-14
(演奏)イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管弦楽団
ブダペスト祝祭管のハイレベルのアンサンブル能力を存分に楽しむことのできるCDです。
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2005.06.09


(曲目についてはBISレーベルの公式サイトをご覧下さい)
前回のエントリは「6枚組で100曲収録」というのがウリのオムニバスものでしたが、今回紹介するのはバッハのオルガン曲ばかり(総トラック数は370!)を収録したBOXセットです。この録音はBISレーベルの草創期に行われたものですが、今回はリニアPCM方式で記録されたマスターテープをDSD方式に変換し、大胆にも5枚組SACD、全て2chステレオという形式での再発売です。この演奏については同内容のものがブリリアント・クラシック・レーベルから17枚組CD(Cat.#:BRL92216)で出ています。これは私の手許にないので音質比較は出来ませんが、「実際に比較して聴いてみました」と仰るCD店のスタッフからは「やはり音が違いますよ」という回答を頂いています。私が耳にした印象でも、リアリティに富む量感ある音はかなり良好なものに感じられました。こうやって聴くと改めて「このころのBISレーベルの音は良かったなぁ」との感を強くします。現在でも録音は悪くはないのですが、カタログ番号が3桁くらいまでのBISの録音には独特の「音圧」と、これまた独特の「空気感」があったような気がするのです。
さてなにしろ大部なので、私はまだ全曲制覇には至っていません(笑)。いまのところは有名曲数曲しか押さえてませんが、演奏解釈は古楽のスタイルを踏まえた妙味溢れるものです。そしてコープマンのようにはしゃいだところがなく、全体的に実直な印象を受けます。これが個人的には好感触です。なおオルガンはコーアトーン(現在のA-440よりも高めのピッチ)に調律されたものも含め数種を使用しています。
希望のトラックを頭出しするのが面倒な点が玉にきずですが(笑)、価格がCD二枚分という割安感の高いアイテムですので、SACDプレーヤーをお持ちの方なら1セット入手されてはいかがでしょか。全トラックを制覇すれば(少なくとも「ベスト・クラシック100」よりも)「クラシック作品を聴いた」という充実感も得られるのではないでしょうか。
(BIS, SACD-1527/8, ASIN:B0009MZ5S6)
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2005.06.08


最近巷でバカ売れしている(「オリコン」誌6月13日付アルバムランキングで第5位)という、このコンピレーションCD。6枚組で3000円というお手軽感がウケているのでは、と言われているのですが、果たしてそうなのでしょうか。これまでも同様の企画は沢山ありましたし、その中でこれだけが売れたのには値段以外にもなにか秘密があるに違いない。そうだ、きっとある。そう思って私も1組ゲットしました。
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2005.06.06
へぇへぇへぇ、とトリビア風のタイトルを付けてみましたが、プレミアリーグ・エバートン所属のセンター・フォワード、ダンカン・ファーガソン(写真)に触発されたフィンランドの作曲家Osmo Tapio Räihäläが、彼をトリビュートする交響曲「Barlinnie Nine」を作曲し、サカリ・オラモ指揮フィンランド放送響により今年4月20日に初演されました。Räihälä氏の公式サイトによると、この曲にはエバートンの本拠地のグッディソン・パークで選手入場時に流される「Theme from Z cars」や、FAカップ決勝戦で必ず歌われる「Abide With Me」が引用されているようです。
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2005.06.04
カナディアン・オペラ・カンパニーCanadian Opera Company(→公式サイト)が一風変わった寄付を募っています。何でも来年上演予定の「神々の黄昏」第2幕の婚礼シーンの舞台衣装としてウェディングドレスが沢山必要らしく、古着のウェディングドレスを50着寄付して欲しいというのです(→参照)。サイズは問わないとのことですが、ドレスの色は「白」と指定されています。「寄付していいよ」という方はまず歌劇場のCarol Holland氏へご一報下さい、との事です。なお歌劇場に送ったドレスは返却されませんので、念のため。
しかし大事な思い出が詰まっているウェディングドレスを寄付する人って、バツイチになっちゃった人とか、いろんなワケありの女性しか思いつかないのですが…。
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2005.06.03
(6/12:「坂本くん」記)
このエントリの記事の中に、一部に誤解を招きかねない表現がありましたので、この場を借りてお詫びすると共に、記事を自主的に削除いたします。ところでここにあった「1960年代の名録音を積極的にSACD化すべし」という私の主張には変わりはありません。
それから下記のコメント欄で、音盤氏様がファユス氏のバッハについてご紹介しておられましたので、「これ面白い!」と思った私は店頭で見かけるや否やゲットしました。感想は6/9日付けのエントリで書かせて頂きました。音盤氏様、ご教示ありがとうございました。
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2005.06.01
随時upされてます。
「Philadelphia Orchestra Tour」
(現在はリンク切れしています)
ぜんぶ英語です。しかし先月の来日公演の模様もあり、コンサートの模様だけでなく、時差ボケに苦しみながらも合間に観光を楽しんだことも述べられていたりと、楽しめる内容です。英語に自信のある方は一読されては如何でしょうか。
そしてこのサイト内(5/19のエントリ)に衝撃画像を発見しました!!
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いつのまにか「My blog list」が表示できなくなっているよ!。
あわてて休眠中だったクラシック関係の「マイリスト」をアップしました。
この原因は"list.myblog.jp"の「ドメインの有効期限が切れて、ドメインが使えなくなった」ということらしいですが。
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