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2005.05.11

クラシックの「人気曲」について考える

prokofiev 「CLASSICA」内での山尾敦史様による「ワンダージュークな日々」第5回は興味深い内容でした。
 音楽配信サイトの「Wonder Juke Classic」にリストアップされた曲の中でどれがアクセス多数だったか、という内容だったのですが、あのドビュッシーの「海」が一ヶ月にアクセス数がわずか「3」だったという驚愕の事実が暴露されています。そしてモーツァルト、ベートーヴェン、バッハなどを押さえてプロコフィエフ(写真)のバレエ音楽がアクセス・ランキング第1位だというのです。これは山尾様でなくても考えさせらる事実です。
 私は先日の「ラ・フォル・ジュルネ」で、クラシックのビギナーの方々がたとえ「初心者向け」と思えないような曲であっても積極的にコンサートに足を運んで、実際に楽しんでおられる様を目の当たりにしました。結局クラシック・ファンが想像する「初心者向け」「一般受け」はマニアの妄想の域を出なかったと言えます(大胆な物言いですが)。「初心者にはむしろ『春の祭典 』が楽しめるのでは」という赤川次郎氏のコメントを某雑誌で見たのは20年以上昔でした。その頃から現在まで時代は進化しましたが、日本のクラシック・ファンのバックボーンには変化が無く、むしろモノラル録音のヒストリカル演奏への傾倒をより強めたような気がします(だからといって私は決して1950年代の「黄金時代」の演奏を貶めている訳ではないことは強調しておきたいのですが)。ヒストリカル演奏が存在しないプロコフィエフのアクセス数が多いのはマニアには意外かもしれませんが、「ロメオとジュリエット」の音楽は化粧品のCMにも使用されたりしていて結構ポピュラーですし、プロコフィエフはマニアの想像以上に一般に浸透していると思います。

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