« 【短期連載】熱狂の日を求めて(2) | Main | 【短期連載】熱狂の日を求めて(4) »

2005.04.30

【短期連載】熱狂の日を求めて(3)

今日も「ラ・フォル・ジュルネ」会場の東京国際フォーラムには長蛇の列が出来ている。係員は最後尾で「120分待ち」と書いたボードを持っていた。もはやスプラッシュマウンテン並である。
ところでこの音楽祭は3歳未満の小児の入場制限があるが、これは逆に「3歳以上はご遠慮なくどうぞ」ということでもある。実際小さい子供をたくさん会場で見かけるのだが、レジス・パスキエ、ジェラール・コセらによる室内楽コンサートでこんなことが起こった。
フンメルの「ピアノ五重奏曲」が始まろうとしたまさにそのとき、ホールの端のほうから「ばあ〜〜」と子供らしき人の声が響きわたった。そのノイズに抗しきれずパスキエは弾く構えを止めてしまった。一瞬会場内に緊張が走る。そのときチェロのゴーティエ・カプソンが突然ブラームスの「子守歌」のサワリをチラッと弾いた。これでどっと会場は大爆笑に包まれた。カプソンの機転に救われた一瞬だった。
それにしてもビオラのコセの音色はこれまで聴いたことの無い位良い音をしてた。「これを旧カザルスホールで聴きたかったなあ」と思ったのは内緒だが(笑)、いいものを聴かせて貰った。

|

« 【短期連載】熱狂の日を求めて(2) | Main | 【短期連載】熱狂の日を求めて(4) »

Comments

 はじめまして。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのとき、A展示室でワークショップをやっていた者です。そのワークショップの様子をアップしました。よろしかったら、ご覧ください。トラックバックを送らせていただきます。

Posted by: こもへじ | 2005.09.06 at 13:09

TBありがとうございます。日本にもやっと、本格的な音楽祭がやってきて嬉しい限りです。今後は、在京オケ総出演の日本独自の企画でやってほしいなと思います。似たような低価格、未就学児童OKのコンセプトを活かしていけば、盛況なはずですよね!

Posted by: lovecello | 2005.05.07 at 00:34

こんばんは。
昼間はどの会場でもお子様を沢山見かけました。確かにノイズの発生源になったりもしましたが、個人的には来年以降も「3歳以上入場可」という設定は続けて欲しいと思います。そういう意味でも今回のカプソンのアドリブには本当に救われました。

Posted by: 「坂本くん」 | 2005.05.03 at 23:55

TBしました。カプソン君、そんな機転を見せていたんですねー。彼のおかげで、僕の見た三重協奏曲も実に楽しかったです。

Posted by: kazuma | 2005.05.02 at 15:38

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24023/3919332

Listed below are links to weblogs that reference 【短期連載】熱狂の日を求めて(3):

» 熱狂な日 [岩井の日記のようなもの(ブログ版)]
(その1)大叔父死去というわけで、この1週間ばたばたしていて更新ほったらかしでした。スマソ。 (その2)もうね、熱いのなんのって。 というわけで、La folle journee au Japon に行ってきました。どれか行っとこうかなとは思っていたのですが、別件で都心部まで出る用事があったので、ダンナとともにふらりと当日券売り場へ。 よく考えたら生演奏を聴いたのってボストンにいた1年前のボストン響(BSO)が最後だったんだよなあと。そんなわけで、田園の1915の回を。1,500円也。映画みるより安... [Read More]

Tracked on 2005.04.30 at 14:10

» ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン [iBox]
【写真】(A)当日券を買い求める人々の長蛇の列(B)ガラス棟内部の様子(C)特設された「ベートーヴェン市場」ワインのほか、グッズ関連が豊富(D)ベートーヴェンのオブジェ --------------------------- 東京国際フォーラム全館で4月29日から始まった音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2005」に行ってきた。フランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したこの音楽祭はクラシック音楽の常識を覆えす数々の特徴でいっぱいだ。 まず、破格の料金(... [Read More]

Tracked on 2005.04.30 at 22:32

» ラ・フォル・ジュルネ音楽祭をうろちょろ [TREASURED CASKET〜DIARY〜]
今日は国際フォーラムで行われているラ・フォル・ジュルネ音楽祭へ立ち寄ってきました。今回のテーマは「ベートーヴェンと仲間たち」。この音楽祭はクラシックのコンサートを気負いなく、手軽に楽しんでもらおうというコンセプトを持っています。今回は3日間で45分のコンサー... [Read More]

Tracked on 2005.05.01 at 02:00

» ラ・フォル・ジュルネのワークショップ [10億人が楽しめる手描き文字絵]
 「作曲家文字絵ワークショップ」は、3つの小コーナー(顔ハメパネルとスタンプラリーと演奏家コーナー)とスタッフ用の丸テーブル(1つ)、それにワークシートで作業するための机5脚(180cm×60cm)から成っていました。丸テーブルはスタッフ用も含めて、直径1m20cm のものが3つ。丸テーブルと長机... [Read More]

Tracked on 2005.09.06 at 13:05

« 【短期連載】熱狂の日を求めて(2) | Main | 【短期連載】熱狂の日を求めて(4) »