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2005.03.04

バレンボイムの次、そしてその次は誰?

 以前のエントリでシカゴ響の次期音楽監督を決める動きをお伝えしましたが、「シカゴ・トリビューン」紙でも今後の動向を占う記事(英語)が出ました。こちらの方は例の公聴会の模様にも触れられていましたので、そこでの参加者の意見の幾つかを簡単に訳して箇条書きにしてみます。
①現代音楽に対してもっと積極的に取り上げて欲しい
②教育プログラムに力を入れて欲しい
③バレンボイムはよくやった。彼がシカゴを離れるのは残念だ
④バレンボイムは(ベルリンなどで)他の仕事のためシカゴを離れることが多かった。我々と共にあるような音楽監督が来ることを望んでいる
 これ以外に「シャイーがいい」「スラットキンがいい」と指揮者の名前を具体的に挙げる声もありましたが、オケの運営全体に関する意見も結構出たようです。
 さて音楽監督の選考にあたっての最大の問題がスケジュールです。指揮者は数年後まで仕事が決まっているのが一般的なので、「あなたは音楽監督に選ばれました。おめでとうございます。で来年からシカゴに来れますか?」と言っても指揮者が「予定が詰まっているからダメ」と断る可能性が高いのです。そこで「シカゴ・トリビューン」紙はこの問題を解決するため、本命の音楽監督が就任するまでの2、3年間を経験豊かな(というかベテラン)指揮者に任せる「暫定政権」の可能性を示唆しています。更にその暫定統治期間には(ピッツバーグ響のように)複数の指揮者が仕事を分担する「分割統治」が喜ばれるかも、と述べています。そして3年後の2008年になると、サロネン(ロサンゼルス・フィル)やロバートソン(セントルイス響)の契約が丁度切れるので、グッドタイミングでは、と書いています。
 前回のエントリは候補リストはあくまで外野の予想でしたが、「シカゴ・トリビューン」紙は「団員のアンケートで名前の挙がった指揮者のリスト」を挙げています。そのリストを勝手ながら転載してこの記事を終えたいと思います。

●今後継続した関係を持ちたい指揮者のリスト;

リッカルド・シャイー、サイモン・ラトル、リッカルド・ムーティ、クラウディオ・アバド、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ベルナルト・ハイティンク、ダニエレ・ガッティ、デイヴィット・ロバートソン、マイケル・ティルソン・トーマス、エサ・ペッカ・サロネン、クリスティアン・ティーレマン、ロリン・マゼール、レナード・スラットキン、デイヴィット・ジンマン、シャルル・デュトワ、アラン・ギルバート、マリス・ヤンソンス、ジェフリー・カーン、ケント・ナガノ、小澤征爾、アンドレイ・ボレイコ、ジエームス・コンロン、ユーリ・テミルカーノフ、フランツ・ウェルザー=メスト、ネーメ・ヤルヴィ、ヨエル・レヴィ、ジェームス・レヴァイン、ロバート・スパーノ。

●短期間の音楽監督(「暫定政権」)としてふさわしいと思う指揮者は?

ドホナーニ、アバド、ハイティンク、デュトワ、ヤルヴィ(父)、ウォルフガング・サヴァリッシュ。

●客演指揮に来て欲しい指揮者?

シャイー、ドホナーニ、デュトワ、ギルバート、ハイティンク、ニコラウス・アーノンクール、ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィ

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