もう一度あの話題に触れてもよろしいでしょうか
この週末、ソーシャル・ネットワーキングサイト「mixi(ミクシィ)」のあるトピック(←会員限定)が異常に盛り上がってましたね。元々は演奏後の観客のリアクションを巡る議論だったのですが、時々「楽章間の拍手」の方にも話が行ったりして、色々と興味深く拝見しておりました。
そこで紹介されていたリンク先で、コンサート中の拍手にまつわる面白いエピソードがあったので、こちらでもリンク。
あのヒラリー・ハーンと、あの大植英次の対談記事です。大植さんが「水道水はニューヨークのが一番うまい」と語ってたりとか、まあざっくばらんな内容なのですが、記事の中ほどにヒラリーが「楽章間の拍手についてはどう思いますか」と尋ね、「いいんじゃない」と答える件があります。それに続いて大植さんが紹介したのがこんなエピソードです;
<2,3年前のある演奏会で、ベートーヴェンの「交響曲第7番」の第1楽章のあと熱烈な拍手が客席から起こり、指揮者(誰なのかは不明)は拍手を制止させてから第2楽章に入った。第2楽章後は、さっきよりもやや小さな拍手。再び指揮者は拍手を制止させた。第3楽章のあとは聴衆は拍手をためらい、音楽は最終楽章へ。あの大団円の後、誰一人拍手するものは無くホールは静寂に包まれ、指揮者は静かに舞台を後にした。>
笑。
ところでこの対談は今年1月に行われてたのですが、その頃は丁度「楽章間の拍手」が英語のブログ界で話題になっていた時期と重なります。ヒラリーがブロッガー達の議論に反応して現役の指揮者に意見を求めているという点でも興味深い記事でした。というかヒラリーのサイト、今更ですがなかなかいいですね。
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