「氷のオーケストラ」構想 氷解(笑)
ストックホルムの北方約700キロに位置するピテアという街では、今週末のウィンター・フェスティバルの目玉イベントとして、全て氷で出来た楽器を使用したオーケストラ・コンサートが企画されていました。アメリカ在住の彫刻家のティム・リンハート氏が氷からクラリネット、トランペット、ギター、チェロなどの楽器群を1台づつ丁寧に彫り下ろし、そして実際に音を奏でるはずでした。ところがコンサート直前になってリンハート氏は「楽器の音が気に入らないし、演奏家も楽器を弾きこなせていない」という理由でこの企画をドタキャンしたのです。
突然のキャンセルに地元関係者は怒り心頭です。ピテアの音楽関係者は「到底受け入れがたい」「彼に仕事をさせたおかげで我が町は辱めを受けた」「練習時間が数日しか取れなかった演奏家の方も可哀想」と話しています。リンハート氏からの反論のコメントはまだないようです。
企画は良かったんですけどね。しくじっちゃいましたね。というか本当に演奏する側に問題があったんでしょうか。リハーサルに熱が入りすぎて楽器が溶けちゃったのが真相なのかもしれませんね。
(参考)
ABC News. Sculptor Cancels Ice-Instrument Concert (28 February, 2005)
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Comments
>ガラスのチェロ
そういえばありましたね、日本に。
しかし氷の楽器て演奏すると指や唇が冷えて仕方ないでしょうね。それから練習してるうちに寒さの余り皮膚がひび割れて出血しそうですし。きっと事前の準備が足りなかったのでしょう。
Posted by: 「坂本くん」 | 2005.03.03 12:30
ガラスのチェロ止まりにしておけば良かったのかも。
Posted by: ガーター亭亭主 | 2005.03.02 22:31