BBC交響楽団の首席指揮者が決定
レナード・スラットキン氏が辞任して以降空席だったBBC交響楽団の首席指揮者のポストですが、dokichi様のサイトでもご紹介の通り、このたびチェコ出身のイルジー・ビエロフラーヴェク氏が就任することが発表されました。就任の時期については何故かネット上ではまちまちなのですが、公式サイト(英語)には「今年10月から」と書いてあるので、これが正しいのでしょう。
さてBBC交響楽団の重要な仕事の一つにあの熱狂的なプロムスのラスト・ナイトがあります。ユニオンジャックの大旗を振りながら「God, who made thee mighty, make thee mightier yet(我が国を強くなされた神よ、さらに強大にして下さることを)」と歌う観客の前でチェコ人のビエロフラーヴェク氏が指揮台に立ってくれるのかどうか、地元では心配する向きもあったようです。しかしどうやら本人は乗り気のようです。「今年はやりませんが、何れ指揮することになるでしょう。あのコンサートはとても特別なものだと感じています」「素晴らしい伝統だと思うし、私も伝統を尊重したい」とインタビュー(英語)でも仰っておりますので来年のラスト・ナイトの指揮者はビエロフラーヴェク氏で間違いないでしょう。で私はつい「きっと彼は小さなチェコ国旗を燕尾服の内ポケットから取り出して客席に向かって振るに違いない」などと良からぬ想像をしてしまうのですが(笑)。
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