フィラデルフィア管の新譜はOndineレーベルから発売へ
本日付の「Helsingin Sanomat」紙によりますと「フィラデルフィア管弦楽団とフィンランドのOndineレーベルとのレコード発売に向けた交渉が進行中で、数週間中、もしくは3月中にはまとまるだろう」ということです。
Ondineレーベルのマネージャー、Reijo Kiilunen氏によると、この話は同団の音楽監督で、すでにパリ管とのCDをOndineから出しているクリストフ・エッシェンバッハ氏のたっての希望だったようです。レコードのリリースは年3回を予定し、しかもSACD/CD-DAのハイブリッドで出すということで、これはSACDを聴ける環境の方々にとっても嬉しいニュースですね。
以前当ダイアリーでフィラデルフィア管がレコーディングのギャラを下げることを新労使契約に盛り込んだ(→参照)ことをお伝えしましたが、この効果がいきなり出たのでしょうか。その辺りについてはソースでは触れられていないのでよく分かりませんが、いずれにしてもアメリカの「ビッグ5」の一つに数えられるこのオーケストラの新譜はここしばらくご無沙汰でしたから、エッシェンバッハの独特の解釈と併せて、フィラデルフィア・サウンドの「今」をどのように聴かせてくれるか楽しみです。
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