2005.01.29
ああ、もう2月ですね。バレンタインデーも近づき、全国各地で様々な人生模様が繰り広げられそうですが、そんなホットな冬とは無縁の日々を過ごしている「坂本くん」です(苦笑)。
NHK-FMの放送予定をリストアップいたしますが、今月からは少し書き方を改めました。とりあえずライブ放送は全部リストアップいたしました。本当に簡単なリストですので、曲目につきましてはお手数ですがネタ元の「モーストリークラシック」やリンク先の公式サイト、そしてNHK番組表をご覧下さい。
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2005.01.28
なんかCDも実演も聴いていない新人アーティストのことであーだこーだと騒ぐのはみっともないと自覚しているつもりなのですが、それでも毎日ニコラ・ベネデッティの記事を求めてネットをさまようわたしはどうかしてますかそうですか。ともかく「デイリー・テレグラフ」紙の電子版で彼女のインタビュー記事が出ました。今回のインタビュアーはあのチェロ奏者のジュリアン・ロイド・ウェッバーなのですが、彼の無遠慮な質問にもそつなく答える様は、彼女が口癖のように云う「10代の普通の若者」とは違う雰囲気を感じさせます。今日はベネデッティの回答で興味深い部分だけを紹介します。
(以下インタビュー)
---契約をめぐる報道については?---
お金の話ばかり聞かされて「ヴァネッサ・メイ二世」みたいに言われるのはショックでした。
---モデル業やCM出演は?---
どうしてそんな話が出てくるのかしら?そんな予定は今のところありません。
---デビュー・アルバムはシマノフスキ、ショーソン、タヴナーの曲だけど、それがそんなに売れなくて「アバ」の曲のレコーディングを提案されたらどうする?---
私が録音することに決まったものだけを考えています。クラシック音楽は正しくマーケティングされれば売れると私は確信しています。今のところ私はユニヴァーサルの話を聞いて感銘を受けています。(中略)私は自分が本当に好きなモノだけを録音したい。
---どんな曲を録音したい?---
ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルトなど、スタンダードなものがいいです。それからプロコフィエフやショスタコーヴィチの第1番もやってみたい。それから私はエルガーの協奏曲が好きです。現代音楽もやってみたいですが、やるなら聞き手と通じ合えるものでないと。
---あなたのヒーローは?---
若い頃のメニューイン。それから手に汗握るような技巧の持ち主のハイフェッツ。広い心を持っていて完璧なスタイルのオイストラフ。それからミルシテインの音色や何とも言えず絶妙なところが好きです。(中略)現役ではズーカーマン、テツラフやツェートマイヤーが好きです。どの方も楽器から素晴らしい音を聴かせてくれますから。
(以上インタビュー終わり)
それにしても随分しっかりした考えの持ち主で安心しました。これで実際の演奏が「?」マークのつくものだったらどうしよう、と若干心配しつつもデビューアルバムの発売を待ちたいと思います。
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本日付の「Helsingin Sanomat」紙によりますと「フィラデルフィア管弦楽団とフィンランドのOndineレーベルとのレコード発売に向けた交渉が進行中で、数週間中、もしくは3月中にはまとまるだろう」ということです。
Ondineレーベルのマネージャー、Reijo Kiilunen氏によると、この話は同団の音楽監督で、すでにパリ管とのCDをOndineから出しているクリストフ・エッシェンバッハ氏のたっての希望だったようです。レコードのリリースは年3回を予定し、しかもSACD/CD-DAのハイブリッドで出すということで、これはSACDを聴ける環境の方々にとっても嬉しいニュースですね。
以前当ダイアリーでフィラデルフィア管がレコーディングのギャラを下げることを新労使契約に盛り込んだ(→参照)ことをお伝えしましたが、この効果がいきなり出たのでしょうか。その辺りについてはソースでは触れられていないのでよく分かりませんが、いずれにしてもアメリカの「ビッグ5」の一つに数えられるこのオーケストラの新譜はここしばらくご無沙汰でしたから、エッシェンバッハの独特の解釈と併せて、フィラデルフィア・サウンドの「今」をどのように聴かせてくれるか楽しみです。
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2005.01.27
今年4月29日から3日間、東京国際フォーラムで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」音楽祭が行われますが、これはフランス・ナントの「La Folle Journée」のコンセプトを輸入したものであることは、既にご存じの方は多いと思います。そのナントの本家の音楽祭が昨日から開催され、日本からも多くの演奏家が参加しています。その中の一人である指揮者・下野竜也様のレポが早速届いています。いつもながら腰の低い謙虚な姿勢が文章に表れています。
ナントの音楽祭のテーマも東京と同じ「ベートーヴェンとその友人」ということで、ベートーヴェンの作品がずらりと並んでる様をプログラム(pdfファイル)でみるのは壮観です。参加アーティストは若干日本と異なるようで、ナントには何と!(ドンッ・ドンッ・ドンッ「べたで~す」:笑)イヴァン・フィッシャー指揮のブダペスト祝祭管やペーター・ノイマン指揮ケルン室内合唱団、そしてイザベル・ファウスト(ヴァイオリン)やデジュ・ラーンキ、ボリス・ベレゾフスキー、ニコライ・ルガンスキー(共にピアノ)、さらにアンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)やアルス・アンティクァ・オーストリアなどの古楽勢も登場します。さて下野様との共演でも貫禄あるところを見せたエンゲラー女史は東京の方の音楽祭でも「皇帝」(5/1、pm12:15~、指揮は飯守泰次郎)を披露する予定ですが、実は私、この公演のチケットを持っているので(笑)今から楽しみです。
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2005.01.26
当ダイアリーで毎週のようにお伝えしているセントルイス交響楽団のストライキですが、今週末(1/28、29)もコンサートはありません(ソース:英語)。今回はハンス・グラーフ指揮、ギャリック・オールソンの共演によるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」などが予定されていたようです。
ところで「オペラキャスト」によりますと、ベルギーのラジオ局RTBFのクラシック音楽放送「MUSIQ3」でもストライキ決行ということで、今日は番組内容を変更してお送りしているそうです。ウェブラジオのファンの方はご注意下さい。
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2005.01.25

(写真)音楽史上に残る2大パトロン、ルイ14世(左)とルードヴィヒ2世(右)
唐突ですが皆さん、自分の大切な人にその思いを伝えるためにどんなことをしますか?相手の方が気に入ってくれそうな品をプレゼントしたり、お食事を共にするのが一般的な方法だと思いますが、音楽愛好家の中には「オリジナル・ラブソングを贈るぜベイベ!」という方もおられるのではないでしょうか(笑)。ただそんなことしたら却って相手が引いてしまうんじゃないか、と心配の皆さんに一つアイデアを。その道のプロに曲を書いて貰うのは如何でしょうか。アメリカではそんなに珍しくないみたいですよ。「ニューヨーク・タイムズ」紙の最近の記事からそんなアメリカの事情を紹介します。
ミネソタ州の弁護士Jack Hoeschler氏とその妻が、結婚15周年の記念に何か特別なことが出来ないかと思いついたのが「自分たちの子供がフルート、オーボエ、チェロ、ピアノを演奏できるから、その編成でプロの作曲家に曲を書いてもらおう」というもの。デイトン・ハドソン財団で働く妻が、仕事で付き合いのあった作曲家のStephen Paulus氏に依頼したところ、彼は「1分あたり100ドルでいいですよ」と快諾しました。そして8ヶ月後に「15周年」という数字にちなんだ演奏時間15分、代金が1500ドルの室内楽作品「Courtship Songs for a Summer's Eve」が完成し、プライベートコンサートで世界初演されました。現在ではその作品はCD(→amazon.com)にもなり、委嘱主の夫婦は38回目の結婚記念日を迎えました。「すごく面白い経験をさせて貰ったので、その5年後にまた曲を依頼したんですよ」と話すHoescheler夫妻は(5年毎にPaulus氏に依頼する結婚記念作品を含めて)現在までに70もの新作を委嘱しています。「ほんとに気軽にできますから」とHoescheler氏は強調しています。確かに「1分100ドル」というのは驚きの低価格ですね。かつてのルイ14世やルードヴィヒ2世のような大金持ちでなくても比較的お手軽にパトロンになれるんですね。
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2005.01.23

演奏:
ダニエラ・デッシー(ソプラノ)
エリザベッタ・フィオリッロ(メゾソプラノ)
ヨハン・ボタ(テノール)
ロベルト・スカンディウッツィ(バス)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮ドレスデン国立管
ドレスデン国立歌劇場合唱団
シノーポリという指揮者は、生前は少なくとも私の周囲では否定的な評価を耳にすることの方が多かったような気がします。彼の指揮する「パルシファル」を聴いてバイロイト詣でから帰ってきた知人なんか「あー行って損した!」と思いっきりけなしていました(苦笑)。それからオペラの指揮中にどこを振ってるのかわかんなくなって迷子になった、なんてスキャンダルも暴露されたりして、プロの指揮者としての能力を疑われたりしたこともありました。
そんな中、例外的といっていい位「名演奏」として常にネット上で評価の高かったヴェルディの「レクイエム」をこの度ようやく入手しました。私も最後まで聴いて思わず「こりゃすごいわ」とつぶやいてしまいました。
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2005.01.20
先日お伝えしたイギリスはスコットランド生まれのヴァイオリニスト、ニコラ・ベネデッティ(Nicola Benedetti)のレコード契約の詳細が明らかになりました。契約を勝ち取ったのはユニヴァーサル。契約金は100万ポンド(約1億9200万円)で、これはクラシック音楽の世界ではこの25年間で最大です。今後6枚のアルバムを「イエロー・レーベル」ことDeutsche Gramophone(DG)からリリースするということです。レコード会社側は「(ヴァネッサ・メイのように)濡れたTシャツを着せるようなまねはしない」と語っていますので、どうやらDGらしく正攻法で売り出すようですね。男性として少し寂しい気もしますが(笑)、それはそれでいいでしょう。しかしDGにはヒラリー・ハーンがいますので、キャラが被らないように上手にマネージメントしないといけませんね。
ファースト・アルバムはダニエル・ハーディング指揮ロンドン交響楽団との共演で、今年4月にはもう発売されます。曲目は彼女の飛躍のきっかけとなった例のシマノフスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番」です。ベネデッティは契約後「ものすごくエキサイティング」「だけどあまり派手なことはせずに、しっかり地に足をつけてまっすぐ前を向いていきたい」「私はこれまで平凡に過ごしてきた普通の女の子だし、この契約で何かが変わるとは思わないです」「年齢を考えると私はまだまだ習わないといけないことがたくさんありますから」と語っています。同席した彼女のお父さんも「特別な娘にとって、特別な契約だ」とお喜びの様子ですが、「娘はずっとお金に関係なく楽器演奏を続けてきたし、それはこれからも変わらないでしょう」と親らしいコメントも寄せています。このお父さん(Giovanni Benedett氏)、なにやら結構有名な財界人らしいのですが、だれか詳しい情報をお願いします(とまた人任せにしてしまった…)。
今回の契約の模様を目にするにつれ、先日の報道でマスコミに好き勝手しゃべっていた某業界関係者のコメントは一体何だったのかと小一時間問いつめたい気分ですが(笑)、ともあれ思ったより早く演奏が聴けそうで楽しみです。あとは実際に生で彼女の演奏を聴いてみたいですね、というか生ニコラを早く見てみたいです(笑)。
(参考)
Scotsman. Benedetti takes a £1m bow (20 January, 2005)
Telegraph.co.uk. Nicola, 17, lands £1m record deal (20 January, 2005)
Gramophone. DG signs Nicola Benedetti (20 Jaunary, 2005)
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2005.01.18
nikkansports.comで今朝「夏木マリが『ルル』でオペラ初挑戦」というニュースが報じられました。「夏木マリかぁ。現代音楽が好きな彼女だからなあ。でも彼女の声を考えるとタイトルロールじゃないだろうし、どんな役なんだろう」と思って記事を読むと上演されるのは最初想像したベルクのオペラではなくて19世紀にデンマークで活躍した作曲家フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)<写真>の作品だとわかりました。「へぇ、19世紀前半にあんなおどろおどろしい内容のオペラがあったのか。でもあのオペラの時代設定は1900年頃だし。何かおかしいなぁ」と思い「クーラウ ルル」でググったところ疑問は氷解しました。
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2005.01.17
昨年「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・サ・イヤー」を受賞したヴァイオリニストのニコラ・ベネデッティ(17)が計7枚のアルバムをリリースする契約を結び、いよいよ本格的にレコードデビューします。音楽業界関係者によると、彼女をめぐっては各社間の争奪戦が起こり、最終的には付随するプロモーションやコンサートと併せて年200万ポンド(約3億8100万円)もの大型契約になったといいます。最初のCDのリリースは早くとも今年後半に予定されています。それにあわせて全米への2度のツアーも予定されています。
と聞いてもそれほど興味が沸かないクラシック・ファンは多いと思います。私も'80年代のCDバブルの頃は「期待の新人ヴァイオリニスト○○がデビュー!!」とレコード会社が広告でいくら煽っても「ああ、またか」みたいな思いで見ていた記憶があります。ただ彼女の場合、メニューイン門下ということでそれなりの教育歴を持っているようですし、彼女のルックスを見てしまうと男性として注目せずにはいられません(笑)。写真を見たい方は「続きを読む…」をクリックして下さい。
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2005.01.16
イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)では2005/06シーズンに、エイジアン・ダブ・ファウンデイション(→公式サイト)のギタリストのチャンドラソニック(本名Steve Chandra Savale)の作曲によるオペラを上演しますが、このオペラの主人公があのリビアのカダフィ大佐(写真左)というので話題になっています。チャンドラソニックはBBCラジオのオンエア・インタビューで「最初に彼のオペラを書こうと思ったのは6,7年前」「彼は瞬く間にマスコミの前に現れ、悪魔のような扱いを受けた。彼は狂犬のように映った。だが最近はそんな悪魔のようなイメージから徐々に良い方に向かっているように見える」「彼は人を恐れさせる要素を持つと同時に魅力的な面も持っている」とカダフィに興味を持った理由を語っています。
ただ最近BBCで放映された「ジェリースプリンガーショー・ジ・オペラ」の内容が「神を冒涜している」として47000件の抗議が放送局に押し寄せたこともあり、かつてIRAとも組んだ元テロリストを主人公に据えた今回のプロダクションに対する懸念が広がっています。「議論を呼ぶことを歓迎するか」という質問をマスコミから受けたENOの担当者はコメントを拒否しました。
このような政治ネタを取り入れたオペラのパイオニア的存在は「中国のニクソン」のジョン・アダムズですが、そんな彼の新作オペラは原子爆弾の開発を行った「マンハッタン計画」のロバート・オッペンハイマー博士(写真の右の人物)を主人公に据えた「Atomic Doctor」です。演出は「クリングホーファーの死」でもタッグを組んだピーター・セラーズ。今年10月のサン・フランシスコ・オペラでの初演の指揮は公式サイトによるとドナルド・ランニクルズです。
セラーズは実際の手紙や当時の公文書を下敷きに台本を製作しましたが、オペラ自体はオッペンハイマーの内面を描写していく内容のようです。アダムスはロスアラモス研究所の若き理想に燃えた研究者たちに興味を持ったといいます。「彼らの中には共産主義者もいたし、共産主義に共感する者もいた。オッペンハイマーもその中の一人だ」。後に研究開発の要職を外されたオッペンハイマー博士の「裏切られたという気持ち、そして常に行動を観察されているという感覚を表現したい」と語っています。
原子爆弾そのものについてもアダムスはコメントしているのですが、これは訳してよいものかどうか…。私が訳さなくてもソースを見ればわかることですし、訳しますか。
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2005.01.15
(ソース:英語)
今度はバッド・ニュース。セントルイス交響楽団は津波チャリティコンサートの後に予定されていた今週末(15&16日)の定期演奏会(ニコラス・マッギガン指揮)をキャンセルすると発表しました。しかしチャリティ名目の演奏会はやるのに定期演奏会はやらない、というのはちょっとビジネスライクに過ぎると思うのですが。
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2005.01.12

すでに「オペラキャスト」でも取り上げられてますが、デンマーク・コペンハーゲンのウォーターフロントに新オペラハウス「Operaen」(オペラァン)が建てられ、今月15日の開幕前から奇抜な外観が威容を誇っています。海辺に面したオペラハウスといえば思い浮かぶのはヨットの帆を模したシドニーのオペラハウスですが、このコペンハーゲンのオペラハウスのことをニュースサイト「andante」(英語)のJan Olsen氏は「巨大なランタン(ランプ)を思わせる」と表現しています。
このオペラハウスは外観もすごいのですが、それ以上にすごいのは一人の資産家が建築費用の全てを負担したことです。そんな太っ腹なお方の名前は Mærsk Mc-Kinney Møller氏。海運業、造船業、航空会社などを経営し、さらに北海での原油と天然ガスの発掘権も持っていたというかなりのヤリ手の実業家だった方で、個人資産の総額は51億クローネ(9億800万ドル=943億円)だといいます。そんなMc-Kinney Møller氏、初めは13億クローネ(2億3100万ドル=約240億円)でクラシック音楽専用ホールを建てるつもりだったのですが、デンマーク王立劇場から「オペラハウスは老朽化しているため、新築するなら歌劇場の方が」と聞くや否や歌劇場建設に計画変更したため、金額は当初の倍近くの25億クローネ(4億4300万ドル=約460億円)に膨れあがってしまいました。それでも本人は「いくらかかったかは問題ではない」と冷静です。
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前のトピックはバッド・ニュースでしたが、今度はグッド・ニュースです。
労使交渉の決裂に伴い先週末の定期演奏会がキャンセルとなったセントルイス響ですが、今週末(1/14)に「スマトラ島沖地震と大津波の被災者へのチャリティコンサートを行う」と楽団員が発表しました(ソース:英語)。今回の「機を見て敏」な行動は素直に嬉しいですね。
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2005.01.06
アメリカのメジャーオケの労使交渉がまとまってホッとしたのもつかの間、新春早々穏やかでないニュースが飛び込んできました。レナード・スラットキン時代「ビッグ5」と肩を並べるまでに急成長したセントルイス交響楽団の労使交渉が決裂し、今週末の7日と8日に予定されていたコンサートが中止に追い込まれました。今のところ労使間で新たな交渉の予定はないとのことで、これが今後のスケジュールや楽団運営にどう影響するか、予断を許さない情勢です。
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2005.01.05

(曲目の詳細は公式サイトをご覧下さい。)
水森亜土さんのイラストが目印の「Coco d'Or」のアルバム。初発時はCCCDでしたがCD店の視聴機で耳にして以来ずっと「早くCD-DAになあれ」と念をエイベックスに送った(笑)甲斐あって、2005年の元旦に晴れてCD-DA化されました。これで心おきなく自宅や車内で思う存分hiroの伸びやかな歌声に浸ることができます。
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2005.01.02

大晦日は「紅白」や格闘技とザッピングしながらですけど東京文化会館での「岩城宏之 ベートーヴェンの1番から9番までを一晩で振るマラソン」の模様を拝見し、年を越してから改めて録画をじっくりと拝見しました。途中長い休憩が入ったものの延べ9時間半にわたり演奏を続けた岩城氏、N響のメンバーなどで構成された楽団員、合唱団、ソリストの方々、更にはスタッフの皆様や会場にお越しになった観客もご苦労様でした。こういうのは一種の「祭り」というか「イベント」なわけでお客さんも「良い演奏を聴きに行くぞ!」というより「大晦日をベートーヴェン尽くしで楽しもう」と思ってチケットを購入された方も多いのではと思うのですが、今回のオケは全体的に引き締まった音を出していて、想像以上に好演奏を聴かせてくれたのが嬉しかったです。
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