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2004.11.29

ガダニーニ製作の貴重なチェロをウィスペルウェイが購入

wispelwey02.jpg

今日はネタがないので、すこし古いニュースから。
BBC(英語)によりますと、先日クリスティーズのオークションで弦楽器の名工として知られるジョヴァンニ・バティスタ・ガダニーニの手により製作されたチェロを、オランダのチェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ(写真)が341,250ポンド(約6620万円)で落札しました。これはガダニーニ製チェロとしては史上最高落札価格です。
 このチェロはパルマで1760年に作られましたが、平均サイズよりも小さめに作られているのが特徴です。最近20年でガダニーニのチェロがオークションに出品されたのは5台しかない、とのことで落札額が高額になったみたいです。ちなみにクリスティーズでの全楽器の最高落札価格はストラディバリウス製のヴァイオリン「クロイツェル」で、価格は947,500ポンド(1億8400万円)です。
 ところでウィスペルウェイは来年3月に来日しますね。このコンサートで果たしてガダニーニのチェロが日本でお披露目されるのでしょうか。注目です。
(追伸)ウィスペルウェイ自身の公式サイトでもこのことが触れられてましたね。彼は既に演奏会でも使用しているようですので、来日公演でもこの楽器が使われる可能性が高いのではないでしょうか。

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2004.11.27

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン チケット発売

 以前ニュースとして取り上げた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭 2005」のチケット発売が昨日から始まりましたね。料金については私が「ホントに安くなるんだろうな」と意地悪な事を申してましたが、これについては東京国際フォーラムに疑いの目を向けていたことを謝罪しないといけませんね。ホントに安いです。一番高い「第九」や「ミサ・ソレムニス」でもS席3000円ですよ!コンサートの時間は前述の2曲のような大作でなければ通常の半分の45分ですが、それでも安い!(小声)えー、この間のベルリン・フィルはS席いくらでしたかね…(小声終わり)。そして更に12/1(木)までは「早期購入割引」期間ということで全公演一律200円引き!なかなか太っ腹です。Jリーグと同じような料金設定ですので、私としてはサッカー観戦気分でチケットが買えますね。購入方法はこちら(pdfファイル)をご覧下さい。

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2004.11.26

労使交渉 in the USA 最終回-交渉妥結-

hand_shake.jpg
(写真はイメージです)

 アメリカの「ビッグ5」と呼ばれる5つの管弦楽団のうち4団体の労使交渉については何度かここでも触れてきましたが、先週末ついにフィラデルフィア管弦楽団の交渉が妥結し、これで先に労使協定を締結していたシカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィル、クリーブランド管弦楽団と合わせて、4団体全てが無事契約を交わしたことになります。
 交渉の過程でストライキがなかったのが何より(ニューヨーク・フィルはちゃんと来日しましたし)でしたが、年金の負担増やメンバーの減員(シカゴ響、フィラデルフィア管)など、団員側にとっては痛みを伴う決断となったようです。

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2004.11.25

NHK-FMでのバイロイト音楽祭2004の放送予定

 前のトピックで「来月はNHK-FMがオペラの放送がない」と書いたところ思いのほか多くの方から反響を頂き、正直驚いております。こんな下品なブログで申し訳ないやら恥ずかしいやらですが、日頃皆様にお付き合い頂き、誠にありがとうございます。またFMラジオに関心を持ち、日常的に聴いている方々って少ないようで結構多いんだなあ、と改めて思わずにはいられません。
 それにしてもバイロイト音楽祭、気になりますね。放送はあるのか、ないのか。あるとしても、いつオンエアされるのか。
 そこで不肖「坂本くん」がNHKにメールで「ジョン・健・ヌッツォが紅白に出場する理由バイロイト音楽祭の放送予定を教えて下さい」と問い合わせてみました。
 そして待つこと約24時間。NHKから返事がキタ-(AA略)


(以下メールをそのまま転載)


「坂本くん」 様

いつもNHKのニュースや番組をご覧いただき、ありがとうございます。
早速ですが、お問い合わせの件についてご連絡いたします。
今のところ<FM>「バイロイト音楽祭2004」の放送予定については次のとおりです。

12/25 21:00:03~01:59:55 「パルシファル」
12/26 21:00:03~00:59:55 「タンホイザー」
12/27 21:00:03~23:30:00 「さまよえるオランダ人」
12/28 21:00:03~23:45:00 「ラインの黄金」
12/29 21:00:03~01:30:00 「ワルキューレ」
12/30 21:00:03~01:30:00 「ジーク・フリート」
12/31 21:00:03~01:59:55 「神々の黄昏(たそがれ)

なお、放送予定は諸事情により変更される場合がございますので、誠に申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。
ご覧の際は、新聞などでご確認ください。
また、番組変更がありました場合の対応ができかねますので、このメールの他への周知につきましては、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
今後とも、NHKをご支援いただけますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。

NHK視聴者コールセンター


(以上転載終わり:なお本文のうち「坂本くん」の中の人の名前の箇所がありましたので一部改変いたしました。)

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2004.11.23

2004年12月のNHK-FMの放送予定

もう12月ですね…。思えばこの1年なんかムダに時だけが過ぎたような気がする…。そんな「ヒロシ」みたく自虐モードの「坂本くん」です…。
さてNHK-FMの12月はシューベルティアーデ(13日~17日:「ベスト・オブ・クラシック」枠)とザルツブルグ音楽祭(27日~31日:同枠)が目玉ですか。オペラは無し、ナシ、ナッシングですか。「オペラキャスト」の管理人のお方の嘆き声が聞こえてきそうです。今週末(11/28:pm 3:00-)のフェニーチェ歌劇場復活公演(マゼール指揮の「椿姫」)が今年最後の歌劇のFMオンエアになりそうですね。(11/25追記:12月は「バイロイト音楽祭2004」がオンエアされます
それはそうと来月の「坂本くん」のツボは
①デュトワがN響定期に登場(3日、8日、19日)
結局音楽監督としてのシャルル・デュトワの評価って世間的にどうだったんでしょうか。私はポジティブに評価していますが。ともあれ来月またデュトワがN響に帰ってくるので期待。
②ペレーニ(10日)、イッサーリス(7日)、長谷川陽子(22日)、鈴木秀美(23日&24日)とチェロが充実
ペレーニの回は室内楽コンサートなのだが、ピアニストの名がクレジットされてない。普通に考えたらシフだけど。
③ウィーン・フィルのオンエアが多い。
特に今の「裏青の帝王」(と勝手に呼んでる)エッシェンバッハのマーラー「第5番」(29日)がどうなるか注目。どんな亜空間演奏を見せてくれるか。

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2004.11.22

テレビも見てますよ

 「NHK音楽祭」としてオンエアされたコンセルトヘボウ管のライブを拝見。指揮者のマリス・ヤンソンスはあの初来日(ムラヴィンスキーの代役としてレニングラード・フィルを指揮)以来のお付き合いだが、思えば彼の指揮する「悲愴」をこれまで何度となく耳にしてきた。彼はキャリアの節目節目で必ず「悲愴」を取り上げている。オスロ・フィルのザルツブルグ音楽祭デビューの時も、ウィーン・フィルを始めて指揮したときも彼は「悲愴」をメイン・プログラムにした。その何れも見事な演奏だったが、今回はそれに勝ると劣らない素晴らしいパフォーマンスだった。第1楽章の再現部の表現などはこれまでのヤンソンスの演奏と同様だったので彼らしさはあったと思うが、それ以上にコンセルトヘボウ管のポテンシャルの高さが際だち、管弦楽の明瞭度、表現力という点でこれまで聴いたヤンソンスの「悲愴」では一番の出来だったと愚考する。しかしそれにしても敏腕指揮者の棒の力を以てしてもコンセルトヘボウの独特の個性はきちんと保持しているわけで、その強靱なまでのアイデンティティの強さには驚かされる。このコンセルトヘボウとドレスデン国立管、そしてチェコ・フィルは世間の荒波にもめげず己のサウンドを貫き続けている。古楽に眼差しを向けるベルリン・フィルやウィーン・フィルとの立場の相違が最近明確になっていて、この二分化が面白い。
 そのあとN響の定期演奏会でサヴァリッシュの(腰掛けながらの仕事であるが)元気なお姿とエマヌエル・パユの赤い蝶ネクタイ(笑)を確認する。ブラームスの「第1番」ではサヴァリッシュの棒の微妙な変化にN響がよくついていき、オケと指揮とが一体化した演奏だった。指揮者の指示と思われる細かなアクセントや強調などもうまく処理されていて、音造りにきめ細かさを感じた。それとあくまで個人的な印象だがこれまでのサヴァリッシュより音楽の恰幅が大きくなったような気がした。そして何よりもN響定期でシューマンや「英雄の生涯」などの名演奏を聴かせてくれたサヴァリッシュが再び日本でアーティストとしての健在振りを見せてくれたのが嬉しい。

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2004.11.20

【レビュー】アンジェラ・ヒューイットのショパン 夜想曲集&即興曲集

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演奏:アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
(曲目の詳細についてはHMVのサイトでご覧下さい)

 静かだ。とても静かだ。なんという静けさ。そして繊細な音の数々。丁寧で控えめだが均質に整えられた左手の伴奏。滑るように流れる旋律。一音一音に配慮が行き届いていて、乱れを微塵も感じさせない磨き抜かれた音に耳を奪われる。ピアノの音と響きはこれほどまで美しくすることができるのか、と思う位の美の極致である。

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2004.11.19

CDのインナーノート考

 1つ前の記事でヒラリー・ハーンのエルガーの感想を書きましたが、このCDは中身だけでなくインナーノートも最近になく良く出来ており、アルバム全体としてトータルに楽しむことができました。

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【レビュー】サー・コリン・デイヴィス&ヒラリー・ハーンのイギリス音楽

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1.エルガー/ヴァイオリン協奏曲ロ短調作品61
2.ヴォーン=ウィリアムス/揚げひばり

演奏:
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団

 「このアルバムを私の両親に捧げます」とコメントを寄せているブックレットのヒラリー・ハーンの写真の数々を見ると惚れ惚れする。「まるでお人形さんみたい」なんて七五三の時のおばあちゃんみたいな事を言いたくなるほどだ。これらは1人の女性としてのヒラリー・ハーンの魅力を垣間見せてくれているのだが、ヴァイオリニストとしての彼女の魅力はそれに勝るとも劣らず、この演奏では遺憾なくその実力を発揮していると思う。

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2004.11.17

深夜バラエティに学生アマオケが出演

 最近フジ系の深夜バラエティ「考えるヒト~公募の錬金術~」にハマってます。全国津々浦々で募集している様々なキャラクターや標語を芸能人自ら考えて実際にハガキに書いて応募しよう、という番組なのですが、タレントが智恵を絞ってひねり出した回答に笑わされることしばしばです。でこの番組ではスタジオにフル・オーケストラが常駐していて、シンキング・タイムになると

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 このように「回答者にα波を出させるため」と称してスタジオで生演奏をするのですが、ここで演奏しているオケが所謂スタジオ・ミュージシャンを集めたものなのか、それとも既存の団体を呼んでいるのか気になって仕方なくなったので、エンドロールをしかと眺めていると

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 (すこし文字が読みづらいですが)判明しました。大学オケの名門中の名門、早稲田大学交響楽団です。
 しかし収録の度にお台場に行くわけですから、オケにとっては結構負担になると思うのですが、なかなか皆さん頑張ってますね。それから新人を勧誘するときに「うちに入ったらテレビに出れるよ。アヤパンにも会えるよ」という殺し文句が使えたりして良いかもしれませんね。

(追伸)おまけ。
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2004.11.16

モーツァルトを聴くと頻尿が治るそうだ

昨日新聞で雑誌の広告を何気なく見てたら

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おっ、モーツァルト!

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耳鳴り、難聴…

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頻尿まで!!
「モーツァルトで病気が治る」って!!
しかもCD付き!!!

というわけで買ってみた。

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2004.11.14

【レビュー】ハフ&リットン指揮ダラス響のラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集

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1.ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調作品1
2.同/ピアノ協奏曲第4番ト短調作品40
3.同/パガニーニの主題による変奏曲作品43
4.同/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
5.同/ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30

演奏:スティーヴン・ハフ(ピアノ)
アンドルー・リットン指揮ダラス交響楽団

 これまで聴いたことのないようなラフマニノフ演奏である。

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2004.11.12

【レビュー】チェルカスキーのライブCD

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1.チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
2.ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
3.チェルカスキー/悲愴前奏曲
4.リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編)/熊蜂の飛行

演奏:シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
サー・ゲオルク・ショルティ指揮ロンドン交響楽団(1)


 生前のチェルカスキーの演奏をラジオで聴くときはいつもハラハラさせられた。楽譜からあまりにも逸脱しているかと思えば、「そこまで楽譜通りに弾いてしまわなくても」という部分に出くわす。又ことのほかテンポを揺らして歌いあげるかと思えば、普通のピアニストなら見過ごすようなパッセージを強調したりする。そんな塩梅で彼の演奏は常に変化に富んでいるので、彼は次はどういう手を打つのか、全く先の読めないピアニストだった。そんな波瀾万丈のパフォーマンスには戸惑うこともしばしばだったが、最後には何だか魅了されてしまう。そんな周囲を振り回し巻き込みつつも気になってしまう悪女のような存在だった。チェルカスキーよりも正確に弾きこなすピアニストは古今東西問わず世の中にゴマンといるだろうし、彼よりも大きい音を出すピアニストもたくさんいるだろう。だが彼には唯一無二の個性があった。その独特の語り口によって作品は蘇生し、呼吸を始め、まばゆいばかりの生命の輝きを得るのだ。

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「1000人のチェロ・コンサート」再び

 1998年に震災を受けた神戸の復興を願って行われた「1000人のチェロ・コンサート」はマスコミにも大きく取り上げられ、コンサートのTV放送もされました。画面を通してではありましたが1000人のチェリスト達が並んでるのを見るだけでも壮観でしたし、その響きに圧倒されたのを憶えています。私の知人の中にも参加なさった方が何人かおりましたが、皆さん貴重な体験を口々に語っていて正直羨ましかったです。
 ところで来年5月に神戸で再び「1000人のチェロ・コンサート」が開催されます。こんどはどんなコンサートになるのでしょうか、楽しみです。
 しかしこの招聘チェリストの面々の豪華なこと!野蛮かつ下品な当ブログで取り上げるのもおこがましく感じられるほどですね(笑)。
 

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2004.11.10

フィリップ・グラスがCM音楽を書き下ろし

 皆さんは「アルトイズ」って食べたことありますが?米英では昔からあるポピュラーなミントタブレットらしいです。私は口にしたことはありませんが、日本でも輸入雑貨店で売ってたりするようで、結構ファンがいるみたいです。
 「Andante」(英語)によると、ミニマム・ミュージックの代表的な作曲家の1人でオペラ「浜辺のアインシュタイン」で有名なフィリップ・グラスが、この「アルトイズ」のためにオリジナルのCM用音楽を書き下ろした、ということでアメリカなどで話題になっています。ということで彼にその仕事を引き受けた理由を尋ねると一言、

「お金のためだ」

とのことです。また「アルトイズのスタッフは非常に仕事が早くて2,3日の間に全てが終わったのに、それで得た報酬は交響曲1曲分よりも多かった」と付け加えています。でもグラスはこれまでも本当に枠に囚われることなく多彩な仕事をこなしているので、今回のCM曲も「らしい」といえば「らしい」仕事ではないでしょうか。
 ところでその「アルトイズ」のCMですが、名前はクレジットされてないものの、恐らくこれがグラスの音楽じゃないか、というものを「アルトイズ」のオフィシャルサイトで見つけましたので、こちらから入ってご覧下さい(たぶんコレで合ってると思うけど、もし間違ってたらゴメンなさい)。
(追伸)それはそうとこのソースに「『サウスパーク』には主人公の子供たちとその父兄がフィリップ・グラスを聴きながらこくりこくりと居眠りをするエピソードがある」と書いてあったのが激しく気になるのですが(笑)。ホント笑いのツボを心得てるなあ、と「サウスパーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーンには感心させられます。

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2004.11.06

最近聴いたものをダラダラと記録してみるの巻

●ベートーヴェン/交響曲第1&5番他 テンシュテット指揮ロンドン・フィル
 (BBC Legends: BBCL4158)
 「オベロン」序曲の、その序奏部がいい。情感豊かなホルンの調べがロマンティックではないですか。それに続くベートーヴェンの「第5番」の第1楽章ではホルンと低弦(特にチェロ)の「力強い」という言葉だけでは足りない剛力ぶりが圧倒的。特に3'20"過ぎからの低音部が凄い。それだけでなくどの楽器も音を鳴らしきってる。5'20"付近のファゴットは、なんであんな音が出るんだろう。「鳴らしきる」という姿勢は「第5番」のあとの「エグモント」序曲、「交響曲第1番」でも一貫している。テンシュテットの驚異的な統率力が素晴らしい。
●ブルックナー/交響曲第5番 シューリヒト指揮ウィーン・フィル
 (Altus: ALT089)
 モノラルだが音は悪くない。冒頭のピチカートからズシン、ズシンと重みを感じる。いい音しているじゃないですか。総じて自由自在にテンポを動かしているが、わざとらしさは微塵も感じない。シューリヒトの他のブルックナーでも感じた「自然さ」がここにもある。それでいてサウンドはダイナミックで管弦楽が見事に鳴りきっている。巨大な怪物のように生々しい音楽で、聴いていて襲われそう。
●ルー・ハリソン/ラビリンス マエルストレム打楽器アンサンブル
 (hat[now]ARt 105)
 某所で600円で購入。600円でなければ恐らく買わなかっただろう(笑)。でも素直に面白かった。ドラの「バコ~~ン」とか鐘の「カンカン」とか「チリンチリン」とか木魚の「ポクポク」とか、そんな音が一杯。何かよくワカランけどアジアっぽかった。
●マティアス・カウル/ソロパーカッション (自作自演)
 (hat[now]ART 130)
 これも600円。これもこの値段でなければ恐らく買わなかっただろう。これは打楽器らしくないサウンドが一杯。特にエフェクターを使いまくりの「ヘンドリックス」が面白かった。
●ギョーム・ド・マショー/ノートルダム・ミサ曲 (ペレス指揮 アンサンブル・オルガヌム)
 (harmonia mundi france HMC 901590)
 これまた600円。これはこの値段でなければ…ということはなく買おう買おうとは思ってたのだが買いそびれてるうちにこんな値段だったので買ってみた。この曲は「歴史上最初のミサ曲」ということで歴史的価値のある曲なのだが、この演奏はそんなことにはお構いなくペレス色に染まっている(笑)。このグループが歌うと何でもアラブっぽくなる、というかイスラム圏の音楽っぽく聞こえる、て思うのは俺だけ?。まあそれが面白いんだけどね。

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2004.11.02

カラヤンの映像作品

 20世紀で最も有名だった指揮者の1人であるヘルベルト・フォン・カラヤンは生前に多数のレコードを発表しただけでなく、多くの映像作品を残したことでも知られています。ただ彼の指揮するビデオ作品は交響曲の演奏でも映像的になかなか凝っていて、普段N響などのライブをテレビで見ている私たちにとって、とまどいを感じることが少なくありません。先日も「クラシカ・ジャパン」でチャイコフスキーの作品がオンエアされてましたが、そこでもカラヤンの独特の映像世界に目がくらみそうでした。

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