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2004.07.03

ラジオで聴いたもの-2004年6月-

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●エマヌエル・クリヴィヌ(写真)指揮NHK交響楽団(6/11 on air)
ツェムリンスキーの交響詩「人魚姫」だったが、流麗かつ優雅で大管弦楽ならではのボリューム感も味わえ、期待通りの演奏で楽しめた。しかしこの曲にもう少し劇的妙味があればもっと楽しめるのだが。
●チョン・ミョンフン指揮東京フィル(6/13 on air)
マーラーの交響曲「巨人」はキレのある演奏で、テンポにもメリハリもつけていた。この曲の持つ「若さ」は充分に表現されていた。も少し「ドーン!」という音の迫力と「青春の痛み」があればよかったけど、そんなのなかなか聞けるモンじゃあないし。
●クリストフ・エッシェンバッハ指揮北ドイツ放送響(6/13 on air)
よく「変だ」「変だ」と言われるエッシェンバッハだけど、私はどちらかといえば「そんなことないよ、彼の解釈には意図が感じられるよ」といってなだめる方だった。で彼のショスタコーヴィチの「交響曲第8番」を先ず第2楽章から聴いてみたら、何コレ、むっちゃ変やがな(笑)。テンポがゆるゆるで、なんとも締まりない感じ。というわけで非常に戸惑ったのだが、次の日に第1楽章から聴いてみたら、第1楽章から最後までずっとゆるゆるテンポで通しているため、かえって第2楽章を改めて聴くと違和感がなかった(笑)。第1楽章ではちゃんと引き締まった表現だったし、その流れで全曲聴くと結局ダレることなく聴けましたが。何か全曲同じ色調で通している感じがする。もっとメリハリをつけるところで全然つけない。テンポの動きもすくないので、足取りが重たい。何だかショスタコというよりアラン・ペッテションの長大かつ陰鬱な交響曲を聴いたときと似た印象を受けた。

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