« 夏の音楽祭ツアー | Main | オペラの主役交代の原因は体型 »

2004.06.22

現代音楽受難時代?

ソース
 ロンドンの吹奏楽団The Brighouse and Rastrick Brass Bandがコンサートでノルウェーの現代作曲家の作品を演奏し始めたところ、お客さんがゾロゾロと帰りはじめたため、指揮者が観客に向かって「この音楽は皆さんの好みには合わなかったようです」とアナウンスし、次に予定されていた現代音楽作品の演奏をするのを止めたそうです。
 「ダルムシュタット現代音楽セミナー」とか「ケルン電子音楽スタジオ」とかがリスペクトの対象となっていた現代音楽華やかなりし頃でしたら、いくらブーイングを浴びても、いくらお客さんが退席しても、予定の曲目は確実に消化していたでしょうが。まあ聴衆の反応を伺いながら曲目を変更するというのはアリでしょう。
 私は「現代音楽撲滅委員会」の会員ではないことを強調した上でコメントさせて頂きますが、無調の現代作品を通俗名曲の前に演奏する演奏家は、ポリーニとかラトルとか結構多いと思いますが、これってどう思います?こういうルーブル宮のど真ん中にガラス張りのピラミットをドカン!的なハイブリッドなプログラミングは芸術的な整合性はあるのか、私には疑問です。もしするとしてもシューベルトの交響曲の前にベリオの「レンダリング」を演奏するという風な整合性、関連性があるものに限定すべきではないかと。まあ不協和音を聞きたくない人に無理を強いるようなプログラミングに疑問を呈しているだけなんですけど。現代音楽についてはちゃんと固定ファンがいるし、それだけで演奏会をして頂けたらと。そんな私はアイヴスの交響曲第4番が好きです(笑)。

|

« 夏の音楽祭ツアー | Main | オペラの主役交代の原因は体型 »

Comments

コメントありがとうございます。
普通にコンサートの1曲目にポンと現代音楽を入れるよりも、メッツマッハーの「20世紀音楽なんて恐くない」シリーズとかアルディッティSQのマラソンコンサートみたいなイベント仕立てにする方がみんな喜んで聴いてくれるんではないかと思いますね。

Posted by: 「坂本くん」 | 2004.06.23 14:08

こんにちは。
大賛成です。私も前プロに現代曲(と一般に呼ばれる,たくさんの人たちに嫌われている音楽),そのあとにグリークのピアノ協奏曲とシューマンの交響曲,みたいなプログラムはかねがね疑問に思っています。岩城さんが以前,エッセイで,無理にでも聴けば好きになる人が出てくるだろうからとか書いてましたけど,結局,泰西名曲を聴きにきた人にも現代曲を聴きにきた人にもどちらにもアンハッピーなだけのような気がしますねえ。

Posted by: Hayes | 2004.06.22 23:29

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 現代音楽受難時代?:

« 夏の音楽祭ツアー | Main | オペラの主役交代の原因は体型 »