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2004.05.30

【レビュー】バルビローリ&ニューヨーク・フィルの録音

Barbirolli01.jpg

1.モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595
2.同/交響曲第25番ト短調K183
3.同/クラリネット協奏曲イ長調K622
演奏:ロベール・カサドシュ(ピアノ)(1)/ベニー・グッドマン(クラリネット)(3)ジョン・バルビローリ指揮ニューヨーク・フィル

 バルビローリといえば先ずベルリン・フィルとの有名なマーラー/第9番の録音、それ以外ではブラームス、シベリウスの各交響曲全集が日本では親しまれていますが、私にとってのバルビローリはエルガーとヴォーン=ウィリアムスの人です。「ジェロンティアスの夢」の壮大さと、「ロンドン交響曲」のスケール感はバルビローリの芸風を如実に表していると思います。
 それはともかくハレ管弦楽団の指揮者になる前、ニューヨーク・フィル時代については、あまり録音を耳にする機会がなく、伝聞で「トスカニーニの後任だったので苦労した」とか良くない話を聴く程度だったのですが、この全てモーツァルトの作品のこの録音を聴く限り、彼はニューヨーク・フィルを立派に統率し、力強く雄弁なアンサンブルを聴かせているようです。
 それが一番よく現れているのが2曲目の「交響曲第25番」。バルビローリらしく筋肉質な演奏が楽しめます。サウンドは激しく力強く強弱のコントラストをハッキリと効かせるダイナミックな解釈。1曲目のモーツァルトの協奏曲はバルビローリを聴くというよりカサドシュの見事なピアノを楽しむ演奏。カサドシュのピアノはスマートなタッチで流れるように弾いていき、一音一音が磨かれたような端正な美しさにあふれてます。第2楽章の有名な旋律も丁寧に聴かせます。素晴らしいピアノです。ベニー・グッドマンのクラリネットによる「クラリネット協奏曲」は前2曲よりは録音は良くないですが充分演奏は楽しめるレベル。伴奏オケの細かいニュアンスもよく聞こえます。
 総じて復刻の音質はよく音は自然で解像度は高く、モノラル録音でも鑑賞にはさほど支障はないと思われます。
(Dutton Laboratory, CDSJB1026; ASIN:B0001Z2RT6)

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Comments

それからコメントが遅れまして、すみませんでした。

Posted by: 「坂本くん」 | 2004.06.18 12:20

そうですよね、そうですよね(笑)。「グリーンスリーヴス」もいいですよね。個人的にはエルガーの「ため息」が涙ものです(笑)。

Posted by: 「坂本くん」 | 2004.06.17 21:03

私もサー・ジョン・バルビローリは、エルガーやヴォ-ン
ウィリアムスの人だと思います。
あ、ディーリアスも好きですが。
特にヴォーン・ウィリアムスのグリーンスリーヴスによる幻想曲での響きはなんとも言えません、
何度聞いても泣けてしまうほどです
あ、サー・ジョンのモーツアルトは聞いたことないですね
一番好きな指揮者なので聞いてみたいな。
(マーラーもそうですが聞いてみないといけないのは)

Posted by: dokichi | 2004.06.06 22:49

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