ブーイング
皆さんはコンサートでブーイングを聴いたことありますか?私は実演ではありません。ラジオのライブでならシュトックハウゼンの曲のあとスゴイ猛烈なブーの嵐を聴いたことはありますが。
ブーイングならサッカーの試合なら当然のノイズですし、観客が能動的に意思表現するのは個人的には好感が持てます。まあ自分がイイ!と思ってるのにブーが飛んだりするとムカつくかもしれませんが、多分思い切り拍手のボリュームを上げて対抗するでしょう。何か賛否両論のリアクションがコンサート会場でぶつかる場面というのも一度生で体験してみたいのですが。「春の祭典」の初演のときみたいに。
ところである雑誌で、オペラの会場でのブーイングを「寒々しい感じがして本当に嫌いだ」というコメントを見かけました。そのコメントを書いた方によると会場でのブーイングを「ここ一、二年のこと」らしいのですが、そういう風潮に対し「そういうところをあらわに出さないのが、日本のいいところではなかったのか」と書いてあります。まあそんなご意見があるということは尊重いたしますが、ずっとクラシックのコンサートでは聴衆は聴きっぱなしなので「良い」「悪い」の意思表示をする時間って終了後しかないんですよね。聴き手の意思表示を伝えることは悪いことではなく、むしろいいことじゃないですか。もしブーイングに納得できなかったら拍手と歓声で対抗すればいいじゃないですか、林真理子さん(笑)。
(参考) 週刊文春 2004年6月3日号 pp.70-71
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